2005年4月11日(月)

今日買った本

初出は1986年。堤義明が逮捕されたんで慌てて「緊急文庫化」(2005年4月1日)したらしい。 プリンスホテルの「プリンス」の由来やら、堤康次郎の土地取得過程、皇族史から軽井沢史まで興味深いネタが続いたが、もっとも、主題は堤康次郎じゃなくて天皇なので、part 2, 3 は全然違う話なんだがね

とはいえこの本、3部構成で3箇所に光源を据えてなにかを照らし出そうというのでもない。光源は据えてるんだが、中心には何もなくて影絵的というか、光源によるパフォーマンスで意味は各自感じ取ってくれという感じで、本文中に繰り返される「空虚な中心」を照らし出している。

空虚なのに中心になりうるというのは、多体運動の重心が系によって作られているくせに系を支配しているのを連想するな

  • 作者:猪瀬 直樹
  • 出版社・メーカー:小学館
  • 出版社・メーカー:小学館
  • 出版社・メーカー:小学館
  • 発売(予定)日:2005-03
  • 定価:¥ 980
  • Amazon内売上順位:50706
  • 評価:3.5

それにしても大作だった。読んでいたらほとんど一日これで潰してしまった。 でもそれができる無職万歳(違

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