夜行録 - 酔歩.net

日暮れて道遠し さらに夜道を行く もって夜行録と名付く

今日買った本

買ったのは大分前だったんだが、やっと一冊読み終わったんで今頃記述。
地下鉄で読んでたら10分ぐらいづつ細切れになって、時間はかかるしちっとも頭に入んないし…。

「縦書きの本」という程ではないが、かといって技術書というほどでもない。 …ないっちゃーないんだが、それでも理解するのに必要な深さまではちゃんと書いている。 情報の出所は google 自身による論文なんだが、著者がちゃんと考察加えてる。

google技術というと、俺的には google FS だったんだが、読んでみると沢山ある分散技術の中の one of them って感じ。いや、それでも重要性は高いんだが。 そもそも、使い道的にふつーの filesystem と大分違うし。

ともかく、徹頭徹尾分散技術。 あらゆる独自技術がみんな分散処理してて、しかも互いに分散処理のコンポーネントとして利用しあっている。 google FSも、ファイルシステムである一方、他の分散処理用の、分散バックアップシステムになってるとか。 どの分散処理も、構造は単純、マスターにあまり依存させないことで、 ノードを追加すれば勝手に組込まれ、死んだノードは勝手に無視されるようになっていて、 しかもスケールする。すげーもんだ。

google のコンピューティングリソースは、スパコンのトップ500とかとは全く別方向へ進化を見せていて、しかも世界にここにしかない巨大コンピュータ環境になっていそうだなぁ…。

これから読みます…。また電車の中ででも。

2008年06月09日 (Mon) - 21:27:00 - books - 3739x - permalink
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